教室で取り木を習う
先日の盆栽教室では、各自雑木の素材を持ち寄って取り木(環状剥皮)をしました。
昔、本を参考にトライした時は失敗したので再挑戦です。
自分は一昨年大宮盆栽祭で購入した錦木を持参。ビフォーの写真がないのですがこんな感じです。樹高15cmくらいですが、10cm以下には収まるんじゃないかと。先生にも良くなると言われて取り外すのが楽しみです。
写真がありませんが、環状剥皮の上の切り口からその上の樹皮部分にルートン(発根促進剤)をぬり、ぬらしたトイレットペーパーをまくのがポイントだそうです。
先生や達人(なんとキャリア4年!)の方曰く、取り木ができるようになると、手軽で素材選びの幅が断然ひろがるとのこと。達人の方の石化檜や楓は取り木で作ったそうですが立派でした(写真撮らせてもらえばばよかった…) 先生の棚にも取り木でつくった黒松や雑木がゴロゴロしているので夢が広がります。
というわけで、帰宅後、どこかで拾ってきたヒョロヒョロのどうしようもないモミジにも取り木かけてみました。かけたってどうしようもないんですが、無駄にでかいんで、場所の節約をかねて分離しようと思います。
発根促進剤はオキシベロンしか持ってないのですが、せっかくなので、原液のままのティッシュ(下部)とマニュアルどおりの2倍希釈(上部)をひたしたトイレットペーパーで発根の差を実験してみます。
具合の悪い杜松 続き2
先日の土曜日に具合の悪い杜松を、盆栽教室で先生にみてもらいました。
結果、黄色い葉は病気ではないとの事で自分の取り越し苦労でした…
植え替え時に葉をあまり落とさなかったので、当然のようです。
また、肥料を6コといわれたのでバイオゴールドを6コ追加しました。
春先に枯らした五葉松もそうなんですが、自分の知識経験では、状態を判断できないのが残念でなりません。経験を重ねて勉強していくしかありませんね。
とりあえず病気ではないようなので、消毒はそこそこに、キトサン溶液のほうは、まだ情報があまりないので人柱として月2回くらいのペースで続けてみます。
また、新葉の出方が乱れた五葉松をお見せしたところ、「古葉取りもうやっちゃったの?」「んーとりあえず、肥料置いといて、こんな状態の管理でいいから、乾かし気味にね」ということだったので一度外したバイオゴールドを置いときました。
「五葉松は難しいから皆さんにはまだ無理」というお言葉もいただいたのですが…
去年は1鉢もなかったものが7鉢。買ってしまったものはしょうがないので、「乾かし気味に」の助言にしたがってとにかく枯らさないように頑張ります。すでに2つ枯らしてますけど…
なんでもない榎
榎、樹高15cm程です。
なんでもではない木ですが、我が家で一番古参の部類で、思い出深い木です。
おそらく、2012年頃にマンションの中庭から厄介扱いされて切り飛ばされていたのを引っこ抜いてきたもので、肥料もやらず(知らず)、冬も夏もろくな保護も殺虫殺菌もせず、ときにはワタムシがついたりしましたが、枯れずに生きてくれています。
7年もたってるのに、ほとんど何にも変わっていないような気がして自分の腕の悪さにぞっとしますが、 寒樹の姿がロードオブザリングの木の感じに似ているそうで、娘たちからは「白の木」みたいって言われて意外と人気者です。
ご覧の通り、針金のかけかたを未だによく知らないので、鋏だけで育ててきました。ここまで来たら針金はかけずに、ずっと鋏だけで行くつもりです。
右の旧一の枝が、枝枯れしてしまい余計に間延びしてみえるので、
芽が吹く事を期待して短く残した残りも落としてみました。
旧一の枝は無ければ無いで良さそうな気もするし、現在の頼りない一の枝だけで作り直したほうが、間延びや直線的すぎる部分が解消できそうな気もします。本来なら、樹形をしっかり構想して作っていかなければならないのでしょうが、この榎は、今までと変わらず木と相談しながらのんびりやっていこうと思います。
先生には見せられないかな。
具合の悪い杜松 続き
先週キトサン溶液につけた杜松ですが、昨日黄色い葉に病斑みたいなものが出てきたので、思い切って黄色い葉と枯れかかった褐色葉を落としました。
病斑はなんとなくカビっぽいので、やはり棚下でスリット鉢と2重鉢にして管理していたのが加湿状態だったのでしょうか? あと、こまめに古葉や枯葉を落とした際に菌が入ってしまったか…
ちなみに病葉は、写真ではあまり黄色く見えませんが肉眼ではそこそこ黄色です。
今週末教室なので、それまで黄色い葉をつけておき先生の指示を仰ごうかと思っていましたが、カビっぽい病斑が気になるので急遽トップジンM1000倍液で消毒することに。
今回は出勤前でスプレーのみでしたが、10日後くらいに再度鉢ごとドブ漬してみます。トップジンMは耐性菌出現するらしいのであまり常用できませんが、キノンドー(気温と湿度注意)などの他の殺菌剤とキトサン溶液の輪番体制で様子を見ていこうと思います。
随分、スカスカになってしまい、あらわになった枝のジクジクの黒い汚れも気になりますが、とりあえず消毒したので掃除は樹勢がもう少し回復してからのほうが良いでしょうか?
懐芽も多いので、なんとか復活してくれる事を祈ります。
五葉松の消毒
先日の日曜日に気温が低かったので、キンノンドーで五葉松と蝦夷松の消毒をしました。
春先に、買ったばかりの五葉松がおそらく松枯れ病で突然枯れ出して、手の打ちようがなかったので、予防のためです。罹患期の6、7、8月は2週に1回くらいのペースで殺菌消毒した方が良いとだなたかのブログで読みました。
マンションなので周囲に飛散しないようにしっかりガードしてます。
あとで知ったのですが、キノンドーのような銅水和剤は湿度と気温が高いと薬害を起こすそうで、夏の雨や湿気の多いときには気をつけたほうが良さそうです。夕方に散布して次の日大雨でしたが…
どのみち、耐性菌が出ないよう銅水和剤以外の別のものも輪番使用したほうがいいようなので、他の候補を調べたものをメモしておきます。
ホームセンターで買えそうで値段も低めでとなるとこんなもんでしょうか。
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◎トップジンMゾル
(予防と治療/耐性菌出現に要注意であまり回数は使えない模様)※購入済み
◎トップジンMスプレー
(予防と治療/かなり手軽だが、耐性菌のことを考えると気軽に使えない)
◎マンネブ系の水和剤
(予防/昔の盆栽の本を見るとマンネブ系のものは昔から使われているらしい)
◎ベンレート
(予防と治療/これも同様に昔から使われているよう)
◎ダコニール
(予防/これも効くのか?耐性菌が出ないそうなのでいいかも)
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◎フロンサイドSC
(予防/葉ダニにも効いて便利そうだが、少し高い)
あと展着剤ですね。。
できるだけ薬品は使いたくないので、虫除けには「とうがらしスプレー」してるんですが、殺菌消毒となると、さすがに薬品なしでは無理ですかね…
那須娘の古葉取り
葉の長さの乱れが激しい那須娘(五葉松台)。伸びた新葉の徒長を抑えるため新葉が展開した枝だけ古葉をハサミで切りました。
これで、伸長した葉のある箇所の力を抑え、芽が伸びない枝に勢いがつくことを祈ります。
と思っていたら、
ネットで新葉取りなる手入れを発見。言葉どおり伸びすぎてしまった新葉をピンセットで抜いてしまい、古葉を残すことでバランスを保ちつつ翌年単葉が期待できるそう。
この那須娘の場合、いちばん伸長してしまった葉は、新葉取りすべきだったな…もう後の祭ですね…
今年伸びすぎた葉は、来年芽摘みと古葉とりを早めにやって伸びを抑えよう。
他に、やはり肥料や水が多すぎたのか、はたまた黒松台木のせいなのか、新葉がかなり伸びすぎてしまった八房五葉があるので、新葉取りはそっちでやってみる事にします。